コンセプト
虎ノ門皮フ科形成外科院長の尾山修一です。
私は医学部卒業以来、麻酔科研修後、一貫して皮膚科と美容外科の二足のワラジを履いて参りました。二つの診療科を掛け持ちしていますと両者とも中途半端になりがちですが、それを克服すべく365日休みなく働き努力して参りました。
従って、どちらの科目もそれぞれの専門医に負けない能力を備えていると自負しております。また、皮膚科と美容外科は関連する部分も多く、保険診療・自費診療を問わず、広い視野から患者様にベストな治療法を提供できると考えております。
今まで複数の病院やクリニックで、それぞれの科のカリスマと言われる師匠の元で研鑽する機会に恵まれました。皮膚科では横浜労災病院皮膚科前部長、向井秀樹先生(現、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科教授)に、ご専門のアトピー性皮膚炎を中心とした皮膚科疾患を、美容外科ではこの業界の神様、ヴェリテクリニック銀座院院長の福田慶三先生に、ご専門の眼瞼・鼻を中心とする顔面の手術だけでなく、容貌美に対する考え方・センスをご指導いただきました。
この場を借りてご指導いただいた各先生に深謝させていただきます。
皮膚科と美容外科の仕事をしていると、それぞれの長所・短所を感じることがあります。
例えば皮膚科では、アトピー性皮膚炎を中心とした 炎症性疾患・アレルギー疾患の診断治療は他科には決して真似できない優れた点があります。
しかし一方で、腫瘍切除を初めとする体表面手術においては、形成外科・美容外科の技術にはかないません。また、日帰りで可能な外来手術でも、皮膚科の技術では入院が必要となり、多忙な現代人には時間的・経済的損失を伴います。また皮膚科ではドクターが専門外であるという理由で、治療法が無いとあきらめてしまう症例でも、形成外科・美容外科の解剖学的知識・手術技法を駆使すれば治療可能な場合があります。
これらは、皮膚科と形成外科・美容外科の双方の知識が無いと診断・治療できません。
主治医の知識・技量が患者様の QOL(quality of life:生活の質)を左右してしまうのは憂うべきことです。
昨今では、美容外科を魔法と勘違いされて来院される方もおられます。これは残念ながら、チェーン店と言われる大手美容外科の 誇大広告の洗脳に他なりません。
美容外科は決して魔法ではありません。形成外科という学術的エビデンスに基づいた上で、さらに美的センスも求められる高度な学問であり、アートでもあるのです。
当院は、保険診療での一般皮膚科、自費診療での形成外科の技術に基づく美容外科、無痛を目指す麻酔科の知識・技術を総合的に駆使する体表面の疾患・美容のスペシャリストであり、ホームドクターでありたいと考えております。
皮膚科ではアトピー性皮膚炎・小児皮膚科・小児アレルギー・腫瘍(両性・悪性)、美容外科では眼瞼形成・鼻形成・アンチエイジング(ヒアルロン酸やボトックス注射からフェイスリフトまでの若返り)・(脂肪吸引・脂肪溶解注射を初めとする)痩身などを特に得意としています。また、小規模ないわゆる町医者のクリニックとしては珍しい、日帰り全身麻酔まで可能な本格的な手術設備を備えております。
逆に待合室やパウダールームは清潔・快適であれば十分と考え、簡素な作りになっています。これは、巷にあふれるエステサロンの延長のような、軟派な美容皮膚科とは一線を画する硬派な医療機関でありたいという考えに基づくものです。また、入院や緊急性を要する重篤な疾患は東京慈恵会医科大学附属病院 /虎の門病院、ヴェリテクリニック銀座院など 関連施設にご紹介するなど、万全の態勢を整えております。