確実な若返り術
~フェイスリフト~
年齢と共に頬の皮膚が下垂し、老けた容貌になってきます。
いつまでも若くいたいという願望は全女性の永遠のテーマです。しかし、エステでのマッサージや化粧品をいくら使っても効果がないことは、女性ならきっと経験あることでしょう。やはり美容外科での治療にかなうものはありません。現在、美容外科でのタルミ治療はヒアルロン酸の他に
1)RF(高周波)によるタイトニング
2)棘のついた糸によるリフトアップ
3)耳の前を切開するフェイスリフトの3つに分かれます。
1)⇒3)に従って本格的になり、効果と費用が比例していきます。
1)は多くの美容皮膚科で行われている治療で、手術ではないので全く腫れない(ダウンタイム不要)というメリットがありますが、正直効果のほどは???という感じです。半年~1年毎に定期的にお肌のメンテナンス程度と考えた方がよいでしょう。どうしても手術はイヤだけど、お金持ちという人向けです。やらないよりは、良い・「おまじない」という程度に考えて下さい。個人的にはお勧めしません。
2)は本格的なフェイスリフトには抵抗あるが、ある程度効果を出したいという人向けです。勿論、フェイスリフトよりは効果は劣りますが、それなりに効果はあり、現在主流となっております。アプトス・ワプトスに始まりより効果を求めて改良され、現在はミラクルリフト・シルエットリフト・スプリングリフトの3つが主流になっておりますが、術式・効果・費用・ダウンタイムはどれも大差ありません。
3)は費用とダウンタイムもそれなりにかかりますが、最も効果のある方法で、半永久的ですので、結局は高くても良い買い物ということになります。
フェイスリフト
今時、皮膚切除のみのフェイスリフトは問題外です。
皮膚のみの引き上げでは、重力に対抗できず、効果がなく戻ってしまい、無理な張力がかかるために耳前の傷が汚い傷となります。また耳垂(耳たぶ)が下方に引き伸ばされ、くびれがなくなり、いわゆるデビルイヤー(悪魔の耳)になってしまいます。
より効果を出すには、皮膚だけでなく、頬の深部組織から根こそぎ引き上げて来なければなりません。従来の本格的な皮膚の引き上げ、その下の層のSMAS(表在性筋膜)の二層を引き上げて効果を出してきました。
(図2・3)しかし、10年ほど前からリガメント(靭帯)法という手術方法が普及して、より効果を出しています。顔面には(図1)のように何ヵ所か靭帯があり、骨の皮膚(軟部組織)を強固に連結しています。パルテノン神殿の柱や、貝柱をイメージしていただくと分かり易いと思います。この靭帯は本来、皮膚が垂れ下がることを予防しているのですが、逆に言えば、靭帯部分のみが骨と癒着しているので、その部分のみが凹み、鼻唇溝やゴルゴ線のようになってしまいます。(図4)また、皮膚とSMAS組織を二層で引き上げようとしても、靭帯がストッパーとなってしまい、引き上げる力が弱くなってしまいます。
そこで、靭帯を切断して引き上げてより効果をだそうというもので(図5)現在の主流となっております。この靭帯の近くには神経が沢山あり、解剖を熟知していなければなりません。
リスク・ダウンタイム
- ・腫れ・内出血のピークは7日~14日程度。抜糸は7~10日後、完成は1カ月。
- ・耳前部の輪郭に沿って切開線が残りますが、半年程度で目立たなくなります。
- ・極めて稀に、顔面神経麻痺(痺れ・口角下垂)が起こりますが、殆どは時間経過でおさまります。
料金
頬部・頚部フェイスリフト | 1,500,000円(税込1,650,000円) |
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眉毛上リフト(ブローリフト) | 300,000円(税込330,000円) |
鼻下短縮(人中短縮) | 300,000円(税込330,000円) |
ミッドフェイスリフト | 500,000円(税込550,000円) |
糸リフト(テスリフト) | 1本 35,000円(税込38,500円) 6本 210,000円(税込231,000円) 8本 272,000円(税込299,200円) 10本 363,000円(税込363,000円) |