イブグリース発進
2025-04-01 12:06:11
イブグリースは2024年5月31日から投与可能となったアトピー性皮膚炎の治療薬です。
ステロイド外用でコントロールが難しい重度のアトピー性皮膚炎に対して
生物学的製剤注射、第1号のデュピクセント注射は当院でも20人以上導入し、
素晴らしい効果を実感しています。
デュピクセントは痒みの原因となるサイトカインの根本:IL-4と末端:IL-13の二個を
ブロックするのに対し、イブグリースは末端のIL-13のみターゲットにしており、
全身的な免疫低下が起こりにくいと言われております。
そして、最大の特徴はデュピクセントは2週間毎の注射を継続するのに対し
イブグリースは安定期に入ったら4週間毎に間隔を空けても効果が保たれると
いうことです。専門的に解説すると半減期(血中濃度が最高値から半分に減少する期間)
が、デュピクセントは半減期5日に対し、イブグリースは半減期21日です。
要は長持ちするわけです。
1本あたりの薬価は互角ですので、イブグリースは事実上半額となるわけです。
生物学的製剤は保険適応でも高価格なのが欠点ですので、これは朗報です。
2025年3月に、重度アトピー性皮膚炎患者さんに対し、当院では1人目となる
イブグリース導入を開始しました。イブグリースの評価はこれからですので
既に実績のあるデュピクセント注射と比較して興味深く経過を見ていきます。
当院では、医学的根拠に基づいた正しく、かつ最新の治療をどんどん取り入れております
のでご相談ください。注意:あくまでもアトピー性皮膚炎の基本のキはステロイド外用です。
ステロイド忌避で、いきなり生物学的注射を希望されてもお断りいたします。
あくまでも正しいステロイド外用をしても困難なアトピー性皮膚炎の患者さん限定です。
これは厚労省・保険診療のルールで決められております。
まずは、当院に初診にご来院をお願いいたします。