鼻翼挙上術
2018-02-13 09:19:37
本日の症例は鼻翼挙上術です。この手術を行っているクリニックは
非常に少ないようです。
理想の鼻は、鼻柱(鼻の中心)が鼻翼(小鼻=外側)より下がっていて
いわゆる下向きの矢印↓型が理想とされています。
鼻中隔延長術は鼻柱を下げる代表的な手術です。
下向きの矢印↓型にするには、逆に鼻柱に対して鼻翼を上げた(鼻翼挙上)
方が良い場合もあります。鼻翼がダランと垂れて被さり
重たい印象を受ける鼻がそれです。私は、よく手長ザルが腕をブラブラ
下げている様子に例えます。手術方法はHP↓鼻翼挙上術参照
http://www.kamiyacho-as.com/nose/biyokukyojo/
鼻翼外側を上方に大きく切り込み切除し引き上げます。
傷の長さはやや伸びますが、効果は絶大です。
術中写真です。左鼻翼だけ挙上移動されその分、矢印部がずれ、
トリミングが必要となります。
両側挙上終了後です。両側のトリミングが大変です。
丁寧に縫い合わせていく細かいテクニックが必要となります。
術前正面。鼻翼が被さり重たく、アカぬけない印象を受けます。
術後正面、鼻翼が挙上され軽い印象になります。
ズレた部分もトリミングにより殆ど気になりません。
術前側面です。鼻翼が被さり、鼻柱が隠れてしまっています。
術後側面です。鼻翼が挙上され、鼻柱が見えるようになりました。
術前斜位です。鼻翼が被さり重たい印象です。
術後斜位です。鼻翼が挙上され、軽く洗練された鼻になりました。
この手術は立体3次元で考える高度な技術が要され、
行っているクリニックは殆どありません。傷がやや長くなること、
鼻下(口唇上の)面積が長くなることが欠点ですので、
鼻中隔延長とどちらがよいが、患者さんごとに相談して決定します。
適応さえ誤らなければ、絶大な効果があり優れている術式です。
鼻の手術に力を入れている当院にお任せ下さい。
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