院長ブログ | 港区虎ノ門・新橋・霞ヶ関・神谷町の皮膚科・形成外科なら 虎ノ門皮フ科形成外科

季節外れの「冷やし中華はじめました」ならぬ

当院でも「パッチテストはじめました」のお知らせ。

皮膚疾患の中には、外部から経皮的or経口的に

アレルギー物質がとりこまれ、発症するものが

あります。金属・化学物質など歯・アクセサリー・食物

に含まれていて体内にとりこまれます。

これを皮膚（原則上背部）に貼り、赤く炎症を起こすか

どうかで判定をします。

簡単な検査ですが、少なくとも計3回の通院が必要です。

貼付日・48時間後・72時間後となります。

当院の場合は休診日の関係で

①月（貼付）・水（48H判定）・木（72H判定）

②火（貼布）・木（48H判定）・金（72H判定）

の2パターン限定となります。

特に予約は不要ですが、HPの混雑時間をご参照ください。

勿論、健康保険適応です。

自己負担は貼付日（初診料含め約6,000円）

48H・72H判定日は再診料で各約500円となります。

昔からパッチテストは存在しましたが、

保険点数上、面倒な手間暇の割に採算が合わず、

避けてきた開業医も多いのが現状でした。

この度、佐藤製薬より既製品が出来ましたので

当院でも導入を決定しました。

http://www.sato-seiyaku.co.jp/newsrelease/2015/150529.html

また、もう一つ重要なこと！

貼布した上背部は当然48Hまで濡らせませんので

当日は朝事前入浴をおすすめします

汗も天敵ですので夏は困難です。

涼しくなって来ましたので可能な季節になりました。

港区 虎ノ門・六本木・赤坂・溜池山王の

皮膚科・形成外科（保険診療）

神谷町皮フ科形成外科

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目・鼻・アンチエイジング 顔面の美容整形プロフェッショナル

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陥没乳頭とは文字通り、乳頭が陥没している状態です。

女性は妊娠、出産に際して軽度の陥没乳頭は

22（火）と23（水）は横浜にて

美容外科学会に出席してきました。

最新の手術方式というのはなかなか出現しないもの

ですが、既存の手術方式を改良してよりよく

しようと研究切磋琢磨して、日々の診療に

役に立てばよいのです。

今回の学会で参考になったのは・・・・

①目頭切開の効果は、Z形成術に勝るものはない

欠点である下眼瞼側に3ミリ程度はみ出る傷を

デザインの工夫で少しでも目立たなくできること

②鼻中隔延長術の際、補助に使うPDSプレートの

有用性とその限界・欠点

③いまだに後が絶たない非吸収性の注入物に

よるトラブル。医師の中には無知なのか

お金儲けの為の確信犯でいまだにそのような

ことをする輩がいること・・・

その他諸々些細な工夫など色々勉強になりました。

一日中座りぱなしなで足が浮腫みますね（笑）

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本日の症例は悪性黒色腫です。

皮膚癌の中では文字通り一番タチの悪い腫瘍です。

若い女性の右臀部の黒色の結節（塊）です。

初診で瞬時でわかるほど教科書的な典型例です。

実はこの写真は昨年秋に当院を初診時の

写真です。直ちに当院連携先病院へ紹介状を書き

早めに受診するよう指示しました。

我々医師同士のルール（仁義？）として

紹介を受けた病院は、早めに開業医へ返事の

お手紙を書くのが常（礼儀）となっています。

しかし、紹介先の病院から返事は届かず、

気をもんでおりましたが、担当医も忙しいのだろう

といつしか私も失念しておりました。

ところが、昨日郵便ポストを覗いたところ

その病院から返事が届き、なんと一昨日に

当院の紹介状を持参して受診したとのこと。

約10ヶ月も経ってしまっていました。

おそらく、上記の写真よりかなり拡大して

しまっていると容易に想像がつきます。

おそらく既に転移しており極めて厳しいでしょう。

何でもっと早く受診しなかったのだろう？

確かに、多忙でなかなか受診できないと

おっしゃっていましたが・・・・

開業医としての当院（私）は適切な診断をつけて

早く受診するよう指示、紹介しているので義務は

果たしており、全く問題はないのですが、

もっと早く受診していれば・・・・

あの時、「2週間以内に受診しないと死にますよ！」

くらいの厳しく強い口調で宣告した方が患者の為

だったのかと悔やまれます・・・・

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本日の症例は鼻尖形成です。

鼻尖縮小術に加えて鼻尖部に小さく加工した

耳介軟骨を載せているので、鼻尖の角度も

少し下向きになりました。鼻尖縮小術自体は

ｔardy変法で行っています。

この方法は賛否ありますが、

適応を選べば良い方法と考えます。