鼻中隔延長術の補強=PDSフレキシブルプレート
2015-07-14 08:58:58
鼻中隔延長術は患者自身の鼻中隔軟骨を
くり抜き採取して、継ぎ足して延長します↓
http://www.kamiyacho-as.com/nose/bicyukaku/
その際、患者自身の採取した軟骨のみでは
希望の延長量に足りない事が多く苦労させられます。
私の師匠のヴェリテクリニックの福田慶三先生も統計を
とって発表しておられますが、長期経過をみますと
肋軟骨や耳介軟骨の補強では曲がってくる確率が高く
やはり鼻中隔軟骨のみ単独で延長するのが望ましいのです。
でもどーしても足りない時、色々な補強デバイスがあります。
現在一般的ななのは、
①保存肋軟骨(人間死体提供)
②豚肋軟骨
③PDSフレキシブルプレート
です。当院では②と③を患者様の希望に応じて
使い分けています。本日のテーマは③のPDSです。
PDSは元来は、「吸収糸=溶ける糸」と言われる縫合糸です。
それを板状シートにした製品が
PDSフレキシブルプレートです。
写真でわかるようにジョンソン&ジョンソン社製で
超一流メーカーなので安心です。
約6ヶ月で溶けてしまいます。
従ってこれのみでは支えられません。
あくまでも採取した鼻中隔軟骨とサンドイッチして補強します。
全ての手術の再手術は瘢痕の硬い組織で苦労します。
逆に言えば、半年の間に軟部組織が固まっているので
PDSは溶けて無くなっても、残存の鼻中隔軟骨のみで
支えられるという発想です。
半年の吸収期間はあくまでもメーカー発表であるので
長期実験することにしました。
体内環境と同じく生理食塩水に浸してみることにしました。
約10日毎に写真と経過をご報告したいと思います。
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