埋没法の永久保証は罪悪です
2013-08-14 09:52:35
世間はお盆休みですね。
都心部の通勤電車もいつもより空いております。
当院は昨日と本日のみお盆休みです。
でも院内の床の補修があるので、業者さんが工事をしております。
ご苦労様です。
で、本日のテーマですが
「埋没法が戻った場合の保証について」です。
大手チェーン店の広告で「永久保証」「無料保証」などと甘い言葉が
ささやかれています。この言葉は「良心的」に響きます。
これに騙されてはいけません。
①マブタが厚い人 ②目力がなく「眼瞼下垂」の人、
③無茶な幅広平行二重を希望する人
このような人は土台がダメなので埋没法では何度やって戻ります。
切開法・眼瞼下垂(挙筋前転)・目頭切開を併用したりして
土台から改造しないと無理なのです。
埋没法を何回もしてマブタに何本も糸が入って
マブタの健康に良いわけがありません。結膜や眼球を傷つけて
眼科の先生に怒られてしまいます。
私は埋没法は二回までと説明しております。
当院の埋没法は6点留めでかなり強力と自負しておりますが、
上記①~③のように条件が悪く、6点留め戻ってしまった場合は、
再度6点留をしても戻る確率は高い傾向にあります。
従って三回目は埋没法はお断りし、切開法しかお引き受けしません。
チェーン店の若い先生に「埋没法は何回でも出来る」
と言われた患者様がいらっしゃいますが、とんでもない事です。
逆に①~③の悪条件ではなく、「二重の手術は初めて」と
いう患者様ならば、まずは埋没法で十分ではないでしょうか?