夏の皮膚病 その2 癜風(でんぷう)
2014-06-17 09:06:26
前々回に続いて夏の皮膚病の症例です。
同じくマラセチアという真菌(カビ)による皮膚病です。
上胸部・上背部の脂漏部位(皮脂が多く、蒸れやすい部位)に好発します。
爪~親指程度の大きさの茶褐色の皮疹が多発します。
その為、「最近、体のシミが増えた」という主訴で受診をされたりします。
皮膚科の専門医が視れば一発で診断つきますが、
簡単な検査として、皮疹をメスでこすると鱗屑(リンセツ=粉)が大量に生じます。
これだけでも診断根拠になりますし、その鱗屑を顕微鏡で見て
マラセチアの胞子が確認できれば確定となります。
足の水虫検査と同じです。同じく、抗真菌剤の外用で治ります。
港区、虎ノ門・六本木の皮膚科(保険診療)なら
神谷町皮フ科形成外科
http://www.kamiyacho-skin.com/
目・鼻・アンチエイジング 顔面の美容整形プロフェッショナル
神谷町皮フ科形成外科美容医学センター