低温ヤケド
2012-12-27 08:57:26
寒波来襲でめっきり凍てつくような寒さになってきましたね。
ダンボのように大きい私の耳はシモヤケになってしまいましたo(〃^▽^〃)o
さて、毎年のようにこの時期に増えるのがいわゆる低温ヤケドです。
普通のヤケドは、熱湯をこぼしたりして「アチッ」と一瞬ですが、
低温ヤケドは長時間持続的に熱にさらされる状態です。
殆ど二つのパターンに集約されます。
①忘年会などで泥酔して帰宅後、ストーブをつけっぱなしの上、すぐ近くで寝込んでしまう。
②布団の中に湯タンポや電気アンカを入れたまま寝る。
顔が熱いとさすがに目が覚めるので、腹部や下肢に多い傾向にあります。
①は自業自得ですので問題外
②は寝る直前まで湯タンポで布団を温め、
布団に入るときは湯タンポを取り出してから寝るようにすると防げます。
普通のヤケドと違って低温ヤケドの厄介な点は、
初診時は大丈夫だろうと思っていても、一週間後くらいに潰瘍になる可能性があります。
従って、一週間は油断をせずに通院してもらいます。
潰瘍になってしまうと中々厄介です。
潰瘍の面積が広ければ植皮手術をしなければなりません。
小さい潰瘍でしたら、フィブラストスプレー(科研製薬)という優れた外用剤がありますが、
結構なお値段しますし、長期間かかります。
低温ヤケドに注意しましょうね。