目頭切開の適応(2)
2012-11-30 08:04:03
当院では目頭切開は基本的にZ形成術で行っております。
Z形成術はシンプルですし、傷跡も目立ちにくく、
またデザインの角度を微妙に変えることにより
適度にサジ加減できるのが特徴です。
つまり、ガッツリやるか控えめにするか患者様の希望次第で
自由自在と言うことです。
Z形成術はモウコヒダの突っ張りを解除する意味で
非常に理にかなっており、戻ることはありえません。
症例をお見せします。目頭切開と埋没法を行っております。
この症例はガッツリと目頭切開をしております。
一ヶ月の再診時に目が寄りすぎた感があるとの訴えでしたが、
実際に写真を取り測定してみると、ガッツリしたつもりでも
まだ左右の目の幅と目頭間の距離が1:1:1にはなっておらず
多少離れているのでちょうど品の良い感じと思われ納得されました。
従って、もともと左右の目の距離が近い方以外は、
ガッツリやってしまって問題ないと考えています。
↓の写真を拡大してみて実測してみてください。
術前は、かなり離れていてます↓
術後は洗練され垢抜けて品の良い印象です↓
寄りすぎているようには思えません
またこの患者様は術後一ヶ月ですが、ノーメイクで
術後一ヶ月にしては傷の治りが非常に良いですね。
通常は、一ヶ月の時点ではまだ赤みが残っています。
三ヶ月~半年すると殆どわからなくなります。
この患者様はもちろん非喫煙者です。
いつものセリフですが、傷を綺麗に治したければまずタバコをやめること!