目頭切開の適応(1)
2012-11-28 09:46:44
忙しさを言い訳にまた、ブログをサボっていました。
我々東洋人は程度の差はありますが、蒙古ヒダといわれるヒダが発達している為に
左右の目が離れて見え、垢抜けない印象を与えたり、平行型の二重になりづらかったりします。
理想的には、「目の横幅」と「左右の目の距離(内眼角距離)」が1:1:1が、
西洋人的でよいとされています。当院HP↓参照
http://www.nakameguro-dp.com/eye/megashira/
ただ日本人を完全にこれに当てはめると、寄り目な印象になります。
その為に、学会の重鎮の老先生の中には「医師側から目頭切開は勧めるべきでない。」
という意見の老先生もいらっしゃいます。
私はそうは思いません。やはり蒙古ひだは決してカッコ良いものではなく、
やり過ぎは良くありませんが、適度な範囲では推奨してもよいと思います。
ただ目頭切開は、小手術ながらかな印象が変わるので患者さんと
どの程度にするか良く話し合いながら決めなければなりません。
蒙古ヒダがあると、悪く言うと垢抜けない・ダサい印象となり
良く言うと幼い童顔・優しい印象となります
目頭切開するとその逆です。つまり洗練された・美人顔になります。
悪く言うとキツイ顔になります。
その辺りを患者さんと相談しながら決めれば、トラブルにはなりません。
またしばしば質問を受けますが、Q.隆鼻術で鼻筋を高くすれば、
蒙古ヒダが引っ張られて、目頭切開をせずに平行型二重になりますか?
⇒A,.あながちウソではありませんが引っ張られて蒙古ヒダがなくなることは
ありません。ただし、錯覚で目が寄ったように見えます。
つづく・・・・