夏休みの宿題
2012-08-22 10:46:29
夏休みも後半戦に入りました。
小学生の頃、今の時期に慌てて泣きべそをかきながら、
宿題に追われた経験は誰でもあることでしょう。
それと同じで、病院でこの時期に毎年繰り返される光景があります。
夏休みの旅行先や故郷に帰省して、キャンプでヤケド、
海での日焼けしすぎ、山で虫に刺された・・・・で混み合います。
これは仕方ありません。
しかし、かなり以前からの持病やホクロなどの皮膚腫瘍を
この時期に慌てて来院し、すぐに治療・手術して新学期までに
治したいという学生さんが保護者と来院されます。
言いたいことは、もうわかりますよね。
手術予定も当然、埋まっています。
私は心の中で「何でもっと早く来ないの?何をいまさら・・・」
保護者への説明も嫌味っぽくなってしまいます。
学校休みたくないなら、次回の冬休みか春休みに・・・
とお引き取り願います。何事も用意周到でなければなりません。
これと同じ現象が、毎年4月初旬に美容外科で起こります。
三日後に入学式だから、二重の埋没法をしたいと
4月5日前後に初診されます。
大手チェーン店の誇大広告で、埋没法は殆ど腫れない。
などのお手軽・お気楽なイメージで洗脳されてしまっています。
確かに腫れは少ないのですが、もう少し時間に余裕を
持ちたいものです。埋没法なら遅くとも3月末日までに
切開法なら、3月上旬の卒業式が終わったら直ちに・・・・
何事も用意周到に準備する人が勝つのです。
世の中そんな甘くありません。