鼻中隔延長症例
2012-06-14 08:47:42
鼻尖部は顔の中心部に位置し、印象を左右する重要なパーツです。
そこで、鼻中隔延長術が登場します。高度な技術を要し、
熟練した医師が全身麻酔の設備あるクリニックでしかできません。
都内でもかなり限られます。
正しい鼻中隔延長術は、オープン法にて鼻中隔軟骨を採取し、
継ぎ足さなければなりません。
巷では局所麻酔で、耳の軟骨をちょこっと乗せるだけの
「なんちゃって鼻中隔延長術」が横行しています。
当然「なんちゃって鼻中隔延長術」は殆ど効果がないわけで・・・・
で、症例です。
鼻中隔延長は、延長方向を前方or下方に調節できます。
この患者様は鼻尖がつぶれた感じで悩んでおられました。
従って、前方方向をメインに延長しました。
(なお、この症例は他院で鼻筋にヒアルロン酸が注入されていて、
眉間からつながってしまっていて、「象さん」「アバター」「滑り台」
などと表現され好ましくないのですが、今回は鼻尖部だけを
希望されたので、センスのない鼻筋は私のせいではありません)
横方向術前・術後です。鼻尖が前方に延長されました。
斜め方向術前・術後です。食い込んで短かった鼻柱基部が下がり、
鼻下(口唇までの長さ)も短くなった印象を受けます。