低温やけど その後
2018-06-25 08:47:12
1/28のブログの低温ヤケドの患者様。
2週間入院して植皮術をすれば、あっさり治るのですが、猛烈サラリーマンの辛い所、
とても忙しくて休めない!
ということで仕方なく、根気よくデブリードメント(黒色壊死=死んだ組織を削り除去)をし、
フィブラストスプレー外用の繰り返しを根気よく行い、半年弱でついに上皮化しました。
上皮化完了したので、整容的(見た目)が気にならなければ終了としたいのですが、
熱傷瘢痕はまれですが有棘細胞癌という悪性腫瘍の発生母地となる事があります。
有棘細胞癌自体は早期発見して全摘すればそれ程、恐れる癌ではありません。
従って、患者様にしっかりと説明して定期的に観察すれば大丈夫なのですが、
厄介な事に、高齢者になって(何十年も経ってから)発症するのです。
その頃には痴呆もすすんで自覚症状がなく、初診する頃には結構巨大化してしまい
子供達に連れられて受診する事も多いのが問題です。
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