Z-plasty (Z形成術)
2012-08-06 09:39:40
今回は少し難しいけれど、面白いお話を・・・
形成外科では基本中の基本のZ形成術をお話します。
手術後や外傷後の傷跡は多かれ少なかれ瘢痕と言って、
硬くなり、ヒキツレ(突っ張り)ます。
見た目だけの問題なら放置でもよいのですが、
関節などの可動部位では運動制限が起こります。
そのヒキツレ(突っ張り)を解除するのがZ形成術です。
詳細は検索していただきたいのですが、Z状に切れ込みを入れ、
三角弁(三角状の皮膚)を入れ替えて、
ヒキツレ(突っ張り)のかかる方向(軸)を変えて治す方法です。
最近、わかりやすい面白い症例がありましたので、お見せしましょう。
他院で下眼瞼切開(タルミ取り)をした後、左の目尻が
アヒルの足の水カキ状になり目尻が突っ張って不快とのことでした。
水カキ状の瘢痕が邪魔して突っ張るのです。そこでZ形成術です。
初診時の写真です↓
Z形成術の術前デザインです↓
術後はZの向きが入れ替わります↓
説明用のマーキングを消した術後写真です↓
目尻の水カキが解除されたのがわかりますね。
紙に写真のデザインのようにZ状の切れ込みを入れ、
三角状になった弁を入れ替えて、軸の向きを変えてみて下さい。
力のかかる向きが変わったのがわかると思います。
まるで図工ですよね。形成外科は面白いです。
ジョーカー
2012-07-24 02:32:28
昨日の出来事ですが、診療時間中に受付の子から両替を頼まれました。
患者さんが2千円札を使ったとのこと。私は2千円と引き換えに自分の
財布から千円札を2枚受付の子に渡しました。
当院開院以来、2千円札は初登場です。
ご存知のように2千円札は使えない自販機も多く、極めて不便な
嫌われ者です。西暦2000年に刷られたものですが、
中途半端で使い勝手が悪く、役立たずです。
現在は、滅多にお目にかかりませんが・・・・
まるでジョーカーですよね(笑)今回はウチがジョーカーを引いたので
私が帰宅時にその2千円札ジョーカーをコンビニで使って
ババを掴ませました(^O^)/
プレミアムがついて骨董的価値があるならともかく
中途半端で皆に嫌われているかわいそうな2千円札
日銀が早く全札回収すればいいのにね・・・・
アンチエイジングは難しい事ではない(難しい?)
2012-07-20 08:32:38
ナグモクリニックの南雲吉則先生は、とても50台に見えませんね。
お若く見えます。御自身の体験?からアンチエイジングについて著書を
出版されています。私も本屋で立ち読みをしました。
内容的には科学的に??の部分もありますが・・・・とにかくお若い。
私のアンチエイジングの考え方ですが、簡単です。
①タバコを吸わない(禁煙)
②日焼けしない(UVカット)
③太らない
④正しい食生活
⑤顔のマッサージをしない
①②は散々述べましたが、当然です。③も成人病予防の観点からも
そうですが、いったん太って⇔痩せたりを繰り返すと、皮膚がタルミ
老けてしまいます。とにかく太らないこと!逆説的ですが、いったん
太ったら太りっぱなしの方が皮膚のハリは保たれ若い??
欧米では①③喫煙者と肥満者は自己管理能力がないとみなされ
出世できないと言われています。
私も、喫煙者と肥満者には冷たいです。「シミが気になる・・・」
とでも言おうものなら、まず「タバコやめなさい」「痩せなさい」と・・・
タバコをやめるまで、痩せるまでレーザーなど断ります。
商売っ気がないというか、意地悪なのか・・・・
④も当たり前ですね・・・
⑤意外と思われるかもしれませんが、エステなどでの顔のマッサージは
真皮のコラーゲン線維を断裂させるだけで、リフトアップ効果がない
どころかタルミを助長させます。気分的なオマジナイにすぎません。
それよりも太らない事が大事です。太っていると成人病予備軍も
当然ですが、皮膚科的にも蒸れてアセモもできやすいし、
水虫にもなりやすいし、下肢の循環障害を起こします。
とにかく喫煙・肥満は諸悪の根源です。
絶世の美女(その2)
2012-07-09 11:36:07
前回、民俗学的見地から美人の産地を述べました。
小生のブログを読んだ知人からベネズエラはどうか?
と意見をいただきました。確かに中南米もスペイン・ポルトガルなど
ユーロの血が混ざっていますね。人間は混血雑種の方が美人なのかも
知れません。で、全くの私見で賛否両論あると思いますが、
私が思う世界一の美女とは・・・・・
「重信メイ」氏です。っていっても誰も知らんだろーが(`ε´)
ググればすぐに出てきます。
若い方は歴史上の出来事、私でさえ幼稚園年少でしたが、その衝撃
は幼心に鮮明に残っている浅間山荘事件の首謀者、連合赤軍のリーダー
重信房子氏の娘です。50歳以上の方ならご存知でしょう。
詳細はウィキペディアなどを参照していただきますが、重信房子氏は
国外逃亡し、パレスチナ人男性と結婚し、その娘が重信メイ氏です。
つまり、オリエンタルビューティとアラブビューティの混血です。
重信メイ氏はキャスター・ジャーナリストなども務めるインテリです。
勿論、内から滲み出る知性もより美しさに拍車をかけていると思います。
絶世の美女(その1)民俗学的解析
2012-07-04 08:51:07
美容外科医としての視点からみて、美人の基準は?と聞かれます。
パッチリとした大きな目・スジの通った高い鼻・ホリの深い顔・・・・
モンゴルの血を引く我々東洋人は・・・・残念です。
私も誇り高きコテコテの日本人ですので寂しい限りです。
だからこそ、我々の劣等感を解消するために美容外科は存在します。
民俗学的には、白人の中でも北欧・ロシアは特に美人かと思います。
地理のお話になりますが、中央アジア(旧ソ連圏)のキルギス・
カザフスタンあたりまでは、ロシアとモンゴルの混血の顔、
カスピ海を越え、トルコに入るとヨーロッパの血が入ってきます。
トルコの南にはアラブ・イスラム圏が控え、トルコはアジア・
ヨーロッパ・アラブの色々な血が混ざっていると言えます。
各人種の良いとこどりで美人ぞろいとも言えます。
アラブは、バブリーなドバイ、(セックス&ザシティ2でも舞台になった)
ドバイとバブリーに双璧をなすアブダビと日本人にもだいぶ
浸透してきました。で、トルコ~アラブにかけてが私が思うに
絶世の美女の産地ではないかと思うのです。つづく・・・・