新薬ミシュラン 採点結果 その2
2026-03-11 12:48:08
☆☆ 竹
①JAK阻害剤外用(非ステロイド)(アトピー):コレクチム軟膏
アトピー性皮膚炎の外用において、顔面にはなるべくステロイドを使用したくありません。
そのため顔面にはプロトピック(タクロリムス)軟膏が定番でしたが、刺激症状(火照り感)
があるのが欠点でした。コレクチムはそれに代わる外用としてデビューしました。
刺激症状は全くないのですが、効果は少し弱い印象です。
②PDE4阻害薬(非ステロイド)(アトピー):モイゼルト軟膏
コレクチムと同様にステロイド外用に代わる外用ですが、同様にステロイドの副作用はなく
刺激症状も全くないのですが、やはり肝心な効果はイマイチ・・・・
効果は ステロイド軟膏=プロトピック軟膏>コレクチム軟膏>モイゼルト軟膏 となります。
☆ 梅
①タピナロフ(非ステロイド)(乾癬・アトピー):ブイタマークリーム
乾癬・アトピーにステロイドに代わる新機軸の外用としてデビューしました。
そもそも効果発現に数カ月かかかり、その効果もイマイチ。安定期の患者さんに
維持療法として良いのかもしれませんが、それならばステロイド外用を間歇的(週2回外用)
外用で副作用もなく十分維持できるので、ブイタマーの優位性はないと考えました。
頭痛を発症する副作用もあり、薬価も高いのでコスパは悪い。従って☆梅と判定しました。
②アレジオン眼瞼クリーム:アレルギー性結膜炎・花粉症
私自身、患者さん5人、当院スタッフに試して全員却下。医師同士のSNSでもイマイチの評判。
従来のアレジオン点眼(他、抗アレルギー点眼)の方が断トツ効果あります。
2/25のブログに記載しましたが、解剖学的に作用機序に無理があるのでは?
デビューした昨年は、医師のSNSで競って「最新の治療してますよ~」とupされていましたが、
それも鳴りを潜めてしまいました。未だに薦めているDrもいますが。。。
花粉症の結膜炎で悩まされていない羨ましい人かもしれません。
当院も積極的に新しい治療、新薬を導入していますが、「温故知新」と言う諺もあり、
古くても良いものは良いし、優れている新薬治療は選別して、どんどん取り入れる方針です。
しつこいようですが、
アトピーには生物学的製剤注射(デュピクセント・イブグリース・ミチーガ等)
円形脱毛にはJAK阻害剤内服(オルミエント等)
手掌多汗症には、アポハイドローション
いずても、人生(運命)を変える素晴らしい新薬です。
使い方に習熟した当院にお任せください。
文責:虎ノ門皮フ科形成外科 院長 尾山修一











