記事一覧
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鼻中隔延長症例
鼻尖部は顔の中心部に位置し、印象を左右する重要なパーツです。そこで、鼻中隔延長術が登場します。高度な技術を要し、熟練した医師が全身麻酔の設備あるクリニックでしかできません。都内でもかなり限られます。正しい鼻中隔延長術は、オープン法にて鼻中隔軟骨を採取し、継ぎ足さなければなりません。巷では局所麻酔で、耳の軟骨をちょこっと...
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菊池直子容疑者
オウムの菊池直子容疑者が逮捕されましたが、美容外科医・形成外科医ならば、見た瞬間に典型的な眼瞼下垂と診断します。右の逮捕時の写真では、①黒目の露出が小さい(目の開きが悪い・目力がない・眠そうな目)②額の筋肉で目を開けるので、眉を吊り上げる(マツゲと眉毛が 離れている)③くぼみ目と、眼瞼下垂の典型的な特徴を示しています。...
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あご女(その3)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気をご存知の方も多いかと思います。睡眠時無呼吸は、上気道(空気の通り道)が閉塞することにより起こります。閉塞の原因は、首周りの脂肪の沈着、扁桃肥大、気道へ舌が落ち込む、舌が大きい(巨舌症)、などがあげられます。一般的にはメタボのデブオヤジのかかる病気というイメージが強いと思います。...
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あご女(その2)
横顔の美しい輪郭の指標としてE-ラインのお話を前回しました。私たち東洋人はどちらかというと、アゴが後退していてE-ラインと隙間ができて、間延びした印象の方が多いのです。鳩のような感じです。従って、アゴプロテーゼやヒアルロン酸で前方にボリュームを出し、E-ライン上に合致させるようにします。これに対し、アゴが出ている方は↓...
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あご女(その1)
横顔の輪郭の理想的な指標としてE-ラインという概念があります。またもやマウスの拙劣なイラストでお恥ずかしい限りですが、下図の如く、鼻先-口唇-下アゴと一直線上になる理想ラインをE-ラインと呼びます。このラインよりアゴが後退しているならば、アゴプロテーゼやヒアルロン酸でアゴを前方に出せば、E-ライン上に乗り、理想的な横顔...