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久しぶりのブログを書きます。


一昨日の日曜日、横浜で日本美容抗加齢美容医学会に


参加してきました。この学会は湘南鎌倉総合病院の山下理絵先生が


会長で、毎年この時期に横浜で開催されます。私はこの学会に


参加するのは今回が初めてです。会場は山下公園に面した


産業貿易センタービルですが、ちょうど山下公園が紅葉真っ盛りで


銀杏の葉が色づいて絶景でした。

カミヤちゃんのブログ

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で、今回の目的は当院でも先月導入したQスイッチヤグレーザー


による「レーザートーニングの有効性」の発表を聴講するためでした。


何人かの先生の経験に基づく症例解説でしたが、その有効性を


確信しました。


当院で導入したのはルートロニック社製です。


普段はフォトフェイシャルは看護師に任せきりですが、


このルートロニックのQスイッチヤグレーザーは扱い易く、


私自ら面白がって照射しています。


当院のHPもこれを機会にレーザーや美容皮膚科サイトを


大幅にボリュームアップしたのでご参照下さい。


値段も比較的安めに設定しております。↓


http://www.kamiyacho-as.com/face/qyagtoning/

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世間はお盆休みですね。


都心部の通勤電車もいつもより空いております。


当院は昨日と本日のみお盆休みです。


でも院内の床の補修があるので、業者さんが工事をしております。


ご苦労様です。


で、本日のテーマですが


「埋没法が戻った場合の保証について」です。


大手チェーン店の広告で「永久保証」「無料保証」などと甘い言葉が


ささやかれています。この言葉は「良心的」に響きます。


これに騙されてはいけません。


①マブタが厚い人 ②目力がなく「眼瞼下垂」の人、


③無茶な幅広平行二重を希望する人


このような人は土台がダメなので埋没法では何度やって戻ります。


切開法・眼瞼下垂(挙筋前転)・目頭切開を併用したりして


土台から改造しないと無理なのです。


埋没法を何回もしてマブタに何本も糸が入って


マブタの健康に良いわけがありません。結膜や眼球を傷つけて


眼科の先生に怒られてしまいます。


私は埋没法は二回までと説明しております。


当院の埋没法は6点留めでかなり強力と自負しておりますが、


上記①~③のように条件が悪く、6点留め戻ってしまった場合は、


再度6点留をしても戻る確率は高い傾向にあります。


従って三回目は埋没法はお断りし、切開法しかお引き受けしません。


チェーン店の若い先生に「埋没法は何回でも出来る」


と言われた患者様がいらっしゃいますが、とんでもない事です。


逆に①~③の悪条件ではなく、「二重の手術は初めて」と


いう患者様ならば、まずは埋没法で十分ではないでしょうか?





全切開法+ROOF切除

2013-08-03 06:11:37

本日は、二重の全切開法の症例です。普通の全切開法ではなく、


ROOF切除を同時に行いまいした。ROOFというのは、


retro-orbicularis oculi fat (眼輪筋下脂肪)の略です。


埋没法と同時にオプションで切除したり、全切開法で通常同時に


切除するのは眼窩脂肪であり、ROOFとは異なります。


ROOFを減量するのは、全切開法で目頭側~目尻側まで


切開して視野を確保しないと不可能でまた、太い動脈もあり、


手間と高度な技術が必要です。ROOFに該当する腫れぼったさは


下図の黒で囲った範囲です。眼窩外側縁~さらに外側の部分


に該当します。↓


カミヤちゃんのブログ

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奥目の西洋人とは異なり、東洋人特有の出目であることも

相まって、二重にすると目力がついて眉毛下降が起こり、

腫れぼったさがより強調されることが予想されます。


全切開+ROOF切除の一ヶ月後です↓


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全切開法単独よりもROOF切除を併用するとダウンタイムは

当然長くなりますが、1ヶ月後でも腫れぼったさの改善が

わかります。最終的な完成は少なくとも3ヶ月はかかります。

その頃には更に腫れが引いてスッキリします。


豊胸術は現在は、アナトミカルタイプのシリコンバッグによるものが


主流です。


本日は、珍しい症例をお見せします。


数年前、他院で豊胸術を行い順調な経過でトラブルはなかったとの


事です。

一ヶ月前より左側のみ突然腫れだしたので、そのクリニックに

駆け込んだのですが、「圧迫すれば治る??」と言われ


相手にされなかたので、当院を受診されました。


診察して、血が溜まっていると判断し針で穿刺して吸引しました。


勿論、シリコンバックを破損しないように細心の注意を払います。


↓左側のみ腫れて大きくなっています。



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↓100cc以上の血の塊(血腫・凝固といいます)が吸引できました。

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いったんは、これで治まりましたが一週間してすでにまた腫れてきて


しまいましたので、結局は両側とも抜去して出血は治まりました。


↓取り出したバッグは珍しくラウンド型でした。


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このように術後は、全くトラブルなく順調な経過で終診としたのですが、


数ヶ月~数年して(何で今さら??という時期に)突然腫れて


来てしまうのをchronic expanding hematoma (CEH)と言います。


日本語に約すと、慢性拡張性(拡大性)血腫となります。


このような状態は極めてマレなのですが、全ての外科的手術後に


起こり得るもので、珍しいものは学会で発表されたりします。


原因は諸説ありますが、はっきりした原因はわかりません。


この症例もシリコンバッグ抜去と血腫(血の塊)を除去しただけで


特に止血はしていない(明らかな出血源があるわけではないので止めようがない)


のに、抜去したら再発がなくなります。これがCHEの特徴なのです。

不思議なものです。

鼻の手術にも色々あり、種々のバリエーションがあります。

正面から見たときに鼻の孔が目立つ人がいます。

ときどき、「正面視で鼻の孔を全く見えなくして欲しい」という患者様が

いらっしゃいますが、全く見えないと鼻の形態として不自然となります。

鼻の孔が目立つ人が、適度に鼻の孔を目立たなくする方法が、

本日紹介する鼻孔縁形成術(鼻孔縁下降術)です。

この方法は鼻の孔自体を小さくするわけではなく、

鼻孔の上縁を下げ、正面視で鼻孔を目立たなくする方法です。

鼻孔の上縁の内側に切開を加え、そのスペースに

耳介から皮膚と軟骨を一塊として採取して移植して、

鼻孔の上縁を押し下げるというものです。


鼻孔の内側ですので全く傷跡も目立ちません。


文字では分かりにくいので近日中にHPの新項目にアップする予定です。


では症例です。


術前

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術後

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術後は鼻孔の見える面積が少なくなり、患者様もご満足されています。

この手術は局所麻酔で比較的短時間で済み、かつ効果的な優れた術式です。




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