皮弁法1
2014-10-05 07:56:43
皮膚腫瘍を全摘出すると、その部分は欠損し穴が空きます。
欠損部が小さく皮膚の伸展がよければ、単純縫縮(寄せて縫う)。
大きい場合は植皮術が用いられます。植皮術は他の正常皮膚部分
から採皮するため、カラーマッチングが悪く、パッチワークのように
なり、顔面ではあまり望ましくありません。そこで皮弁法です。
皮弁法は欠損部に近接する皮膚を移動させて縫合する方法です。
単純縫縮より傷が短く、皮膚の緊張も少なく済みます。
症例は右頬部の皮膚腫瘍です。まずデザインです。
右の三角形の部分を皮弁と呼びます。
切開して腫瘍全摘出後、皮弁を回転させます。
縫合終了後です、北斗七星型の傷で単純縫縮より短く済みました。
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季節遅れの手足口病
2014-09-21 07:39:35
手足口病は、文字通り手足口に紅斑(赤み)を伴う
水疱が出来る病気です。小児に多く、夏季に流行します。
昨年、一昨年とかなり流行りましたが、今夏は少かったです。
と、思っていたら初秋の先日忘れた頃に手足口病の成人の患者様が
来院されました。成人の場合、高熱や水疱に疼痛を伴う場合が
多く、解熱鎮痛剤で経過をみます。
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ケロイドの治療 その②実際編
2014-09-17 08:54:27
前回、ケロイドの治療は大変と書きましたが実際編です。
右胸部に粉瘤(オデキ)を、前医にて切開して処置したとの事です。
手術(全摘)ではなく、切開して膿(ウミ)を圧出しただけなのに
半年くらいしてから徐々に隆起してきてケロイドになってしまいました。
粉瘤本体を超えてケロイドになっています。
胸部はケロイドの好発部位で、「触らぬ神に祟りなし」で、
ステロイド外用や、ステロイド注射で逃げたいところです。
しかし、前医ではあくまでも「応急処置」であり、粉瘤を全摘していません。
従って、粉瘤がまた再発してさらにケロイドが肥大する可能性があります。
このようなときは、あえて粉瘤をケロイド毎切除した方が
メリットが大きいと判断し、全摘出手術をおこないました。
単純切除ではダメNGです。下図のようにジグザグや波型にデザインします。
それにより直線の傷ではなく、ジグザクの傷になり、
張力が分断、分散されてケロイドになりにくくなります。
デザインではかなり角度をつけたつもりですが、縫合後は角度は意外と
ゆるくなります。しかし、ジグザグは保たれています。
術後無事に抜糸しましたが、勝負はこれからです。
長期経過を見なければ評価できません。本当にケロイドは厄介です。
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ケロイドの治療 その①
2014-09-15 07:25:28
ケロイドの治療はなかなか大変です。
生来の体質による場合が多いとされています。
見た目の問題だけでなく、疼痛やかゆみに悩まされます。
ケロイドの塊を切除して単純に縫合すれば良さそうですが、
生来の体質なので、その部分が再びケロイドになってしまいます。
従って「触らぬ神に祟りなし」の諺のように、医師は尻込みしがちです。
それでも少しでも改善するように色々な治療が試されます。
どれ一つ完璧な方法はありません。
ケロイドについてだけで教科書に1冊になりますし、
ケロイド専門の学会・勉強会もあり、その道の専門家が研究しています。
それだけ奥が深いのです。
代表的な治療は、ステロイドの外用・注射、トラニラスト(リザベン)の内服、
手術(切除)、放射線治療などです、詳細は成書にゆずります。
次回はその症例をお見せします。
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green nail (グリーンネイル・緑色爪)
2014-08-19 10:00:31
今日のテーマは爪のお話です。
グリーンネイルは文字通り、足の爪が緑色に変色してしまう状態です。
ジェルネイルは光照射して固める時に縮まって固まるので
爪との間にわずかに隙間ができます。
その隙間に緑膿菌という水回りの常在菌が入り込んで
増殖してしまうことが原因と考えられています。
従って、ネイルを中止して清潔を保つだけでも改善します。
また、爪下の角質に増殖してしまうと抗菌剤の外用や内服が必要です。
いずれにしても、その知識がないと女性はグリーンネイルを隠すために
ジェルネイルをしてしまうという悪循環に陥りがちで永遠に治りません。
中には下品なドス黒いネイルをしているOLさんも見かけすが、
男性目線からはそのセンスは?????
ピンクの可愛らしいネイルならともかく・・・・
そもそもネイル自体で爪は化学変性を起こして爪を痛めてしまうので
医学的には良いこととは思えませんし、
男性目線からしても下品なネイルでデコレーションした爪よりも
何もしない綺麗にカットされた爪の方が自然で好きなんですけどね。
これだから女心がわからないと言われるのだろうなぁ(笑)
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