院長ブログ | 港区虎ノ門・新橋・霞ヶ関・神谷町の皮膚科・形成外科なら 虎ノ門皮フ科形成外科

本日の症例は悪性黒色腫です。

皮膚癌の中では文字通り一番タチの悪い腫瘍です。

若い女性の右臀部の黒色の結節（塊）です。

初診で瞬時でわかるほど教科書的な典型例です。

実はこの写真は昨年秋に当院を初診時の

写真です。直ちに当院連携先病院へ紹介状を書き

早めに受診するよう指示しました。

我々医師同士のルール（仁義？）として

紹介を受けた病院は、早めに開業医へ返事の

お手紙を書くのが常（礼儀）となっています。

しかし、紹介先の病院から返事は届かず、

気をもんでおりましたが、担当医も忙しいのだろう

といつしか私も失念しておりました。

ところが、昨日郵便ポストを覗いたところ

その病院から返事が届き、なんと一昨日に

当院の紹介状を持参して受診したとのこと。

約10ヶ月も経ってしまっていました。

おそらく、上記の写真よりかなり拡大して

しまっていると容易に想像がつきます。

おそらく既に転移しており極めて厳しいでしょう。

何でもっと早く受診しなかったのだろう？

確かに、多忙でなかなか受診できないと

おっしゃっていましたが・・・・

開業医としての当院（私）は適切な診断をつけて

早く受診するよう指示、紹介しているので義務は

果たしており、全く問題はないのですが、

もっと早く受診していれば・・・・

あの時、「2週間以内に受診しないと死にますよ！」

くらいの厳しく強い口調で宣告した方が患者の為

だったのかと悔やまれます・・・・

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本日の症例は鼻尖形成です。

鼻尖縮小術に加えて鼻尖部に小さく加工した

耳介軟骨を載せているので、鼻尖の角度も

少し下向きになりました。鼻尖縮小術自体は

ｔardy変法で行っています。

この方法は賛否ありますが、

適応を選べば良い方法と考えます。

手足口病は一般的に4月～9月に多いと

言われています。私の経験上は特に

6～7月に診る事が多い感じです。

9月には殆ど診る機会がなかったのですが、

今日一日で4人も手足口病の診断をつけました。

単なる偶然に過ぎないのですが・・・・

珍説：台風と関係する？？わけはないか（笑）

栃木・茨城を流れる鬼怒川が氾濫した

ようです。被災された方お大事に・・・・

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本日は耳介血腫です。

外耳は人体の中で唯一の特殊構造をしています。

つまり、耳を形作る軟骨を前後から皮膚が挟む

サンドイッチ構造になっています。

この特殊構造ゆえに、耳介血腫が生じます。

格闘家（柔道・レスリング）は組み合ってマットに

習慣的にこすりつけるために皮膚と軟骨が擦れて

間の層に血が貯留します。治療しないと器質化して

ボコボコした所謂レスラーイヤーになります。

桜庭和志選手が典型的です。

治療は注射器で吸引すればよいのですが、

そのままですと再度、血液が貯留してしまって、

繰り返してしまいます。そこでタイオーバーといって

外耳の前後からガーゼの塊でサンドイッチして

挟んで糸で一週間圧迫固定します。

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ニュースで周知の方も多いと思いますが、

ホテルオークラ本館が8月末日をもって

建て替えの為、閉館いたしました。

築50年を超えていて本体の老朽化もありましたが

室内はとても手入れが行き届いており、

建て直しはもったいない！